GameSyncSDK製品紹介

GameSyncSDKは、プラットフォームベンダーが標準で用意しているネットワークライブラリの上位に
位置し、よりわかりやすいAPIによって、ネットワーク対応ゲーム開発時の負担を減らすとともに、
テストを含めた膨大な工数の削減に寄与します。

GameSyncSDKの特徴

ネットワーク管理の一元化

ネットワークに関わるリソース(ソケット、メモリ等)を一元管理しますので、 個々のリソースの状態管理から
開放されます。

柔軟な対戦のサポート

各プラットフォームベンダーより提供されているライブラリに対応しており、さらに、 複雑になりがちな
対戦相手への接続、対戦中のデータ管理を全て任せることができます。

ネットワーク作成基準のサポート

各プラットフォームベンダーより提供されているネットワーク作成基準(遅延・帯域共) に対応しています。
また、同期式にて秒間60フレーム・4人対戦が問題なく動作する性能を実現しています。

マルチプラットフォーム対応

異なるプラットホーム、異なるネットワークライブラリであっても共通のAPIを提供しています。
必要最小限のソース変更で他プラットホームへの移植が可能です。

P2P(Peer to Peer)通信のサポート

キーデータ交換同期・非同期式、位置データ交換同期・非同期式によるP2P通信対戦をサポートします。
2人対戦でのキーデータ交換同期式のゲームであれば、驚く程の短時間で対戦が実現できます。

観戦モードのサポート

P2P通信をツリー状に拡張する事で、複数人での観戦をサーバーの拡張なしに実現できます。
また、サーバー拡張する事で更に観戦人数を増やすことが可能です。

(注)観戦機能は GameSyncServer の導入が必須となります。

外部サーバー拡張

各プラットフォームベンダーより提供されているロビーサーバーに対応していますが、
GameSyncServerと連動することにより、柔軟なネットワークサービスを提供することができます。

 

GameSyncSDK構成モジュール

GameSyncSDK構成図

GameSyncSDK構成図

 

GssBase: ソケット管理、デバイス管理等の基本ライブラリ

GameSyncSDKを使用する場合には、このモジュールが必須となります。
内部では、各プラットホーム固有のソケット形式をGSS共通形式として上位モジュールへ提供します。

GssBaseはそのモジュールの性格上、各プラットホームごとに専用のモジュールが提供されます。

GssMatch: 対戦管理用ライブラリ

各プラットホーム共通ライブラリで、P2P接続・サーバー接続・それぞれの接続方法での対戦データ交換を
提供します。

キーデータ交換同期式による対戦格闘型ゲームへの対応、 位置データ交換非同期式によるレースゲーム
等への対応の両機能を提供していますので、 ゲームのタイプに最適なデータ通信を実現できます。

また、観戦機能もサポートしており、P2P接続・サーバー接続のいずれでも観戦機能の実装が可能です。

(注)観戦機能は GameSyncServer の導入が必須となります。

GssLobby: ロビーアクセス用ライブラリ

各プラットホーム共通ライブラリで、ロビーサーバーとのデータ交換をするためのライブラリです。
プラットフォームベンダー提供のロビーサーバーの他、GameSyncServerで拡張される各種機能を
簡単に扱えるよう設計されています。

GssLobbyでは、サーバーの機能ごとに関数、データ受渡用の構造体が定義されています。
クライアントからは、必要な機能に応じて準備されている関数を呼び出すことで、サーバーとの
データ交換を行うことができます。

GssLobbyManager: 最上位に位置するマネージメントライブラリ

各プラットホーム・ライブラリの違いを最大限吸収し、 異なるプラットフォーム間で最小限のソース変更で
ネットワーク機能を実現するライブラリです。